第20回 勉強会&懇親会
最近、めっきり寒くなってきましたねぇ・・・。
毎朝ハナを垂らしながら出勤しているNです。
さて、今月(もう先月になっちゃったんですけどね)の勉強会のテーマは・・・院内感染です!!
これはハナを垂らしている場合ではありません。
しっかりと学ばねば。
Sさんは感染症対策委員会の委員を務めていらっしゃいます。
Sさんの講義では、感染症対策について学びました。
その内容の一部をご紹介。
☣感染性廃棄物の取り扱い☣
感染性廃棄物とは、その名の通り感染の恐れのある廃棄物のことを指します。
今、注射針とかイメージしました?
そう、それが感染性廃棄物!!
通常のゴミと同じ扱いをしてはいけない危険なものですので、感染性廃棄物であると一目でわかるように、一般的には容器にバイオハザードマークを付けます。
バイオハザードマークは赤・橙・黄があり、色によって廃棄物の種類を判別できるようになっています。
☣液状または泥状のもの:血液等
☣固形状のもの:血液や体液が付着したガーゼ、手袋等
☣鋭利なもの:注射針、アンプル等
医療職以外の人もきちんと知っておいた方が良いことですね。
✹インフルエンザ・ノロウイルス対策✹
まさにこれからの季節、猛威を振るう奴等ですね・・・。
どのような対策をとれば良いのか・・・は、皆さんご存知ですよね。
法人内でも毎年インフルエンザ予防接種がありますし、いたるところにアルコール消毒が置いてあります。
とはいえ、100%防げるというものでもないので対策についてみてみましょう。
☆インフルエンザ
内服薬は発症から48時間以内に使用すると効果的と言われています。
また、飛沫感染することから、しばしば隔離なども行います。
みなさんも隔離された記憶ありませんか?
余談ですが、重度の卵アレルギーの人は接種できないということを初めて知りました。どうやら鶏卵でワクチンとなるウイルスを培養しているようです。
うまくいけば1,2個の鶏卵から大人一人分のワクチンが手に入るそうですが、何だか途方もない数の有精鶏卵が使われているということですよね・・・🐓
吐物・排泄物は感染性廃棄物として扱うため、ビニールに入れて封をして処理をします。
ノロウイルスは構造上アルコールに動じないようで、ウイルスで汚染された区域は次亜塩素酸ナトリウムで清掃します。
・・・ということは、アルコール消毒では防げない・・・ので、石鹸と流水でしっかり手洗いしましょう。
どちらも罹ってしまうととっても辛いので、予防をしっかりしましょう!!
それでも、もし、万が一罹ってしまった場合は、適切に対処しましょう。
続いてYさんの講義では「感染性精神疾患」について学びました。
この言葉についてはYさんによる造語ですが、精神疾患も「伝染るんです。」ということで・・・伝染るんですって、精神疾患。
「感応精神病」と呼ばれていて、精神病性症状を持っている人と長期間一緒に暮らしていたりする極めて親密な関係にある家族等が、同じ妄想を共有したりします。
通常は二者間で発症することが多いので、二人組精神病とも呼ばれています。
これが大規模になったものが集団妄想でしょうか。
集団妄想は世界中に事例があり、なかなか興味深いので是非調べてみてください!!
また、文化依存症候群なども併せてどうぞ!!
さらに、人間の脳には「ミラーニューロン(共感細胞)」という、人を模倣する機能が備わっているようです。
この細胞の働きによって、気づかぬうちに誰かの情緒・感情に引きずり込まれていたり、なんてこともあるようです。
インフルエンザやノロウイルスのように何か物質が実際に飛び回っているわけではないのに、伝染ってしまうんですね。
自分の心の健康を保つためにも、周囲の人が自分に与え得る影響を理解しておきましょう。
特に疾患を抱えている人と深く関わる医療職の人は、あまり共感しすぎるのも良くないのでしょうね。
その匙加減がなかなか難しそうですが・・・!!
すみません。
講義に夢中で写真撮り忘れました(・ω<)
さて、しっかりと学んだあとは・・・手巻き寿司パーティ✨
酢飯もネタも取り放題で
栄養課の皆さんが作ってくださった美味しい煮物なんかもあって、大いに盛り上がりました。
また、ハロウィンも近い(何せ先月末のことですから)ということもあり、栄養課お手製のかぼちゃプリンもありました
う~ん、デリシャス☆彡
残念ながら写真には写っていないのですが、かぼちゃプリンには自分でカラメルをかけられるんですよ。好きなだけ!!
手前はチョコレートとレアチーズのムースです。
こちらも勿論絶品でした!!
次回の勉強会は研究発表会の予定だそうです!!