第20回 勉強会&懇親会
こんにちは、Nです。
前回、勉強会開催日にうっかり希望休を取ってしまったNです。
楽しみにしていたのに・・・迂闊じゃった・・・。
今回の勉強会は「医療安全」がテーマでした。
とっても重要な内容ですね。
偶然にも前回の勉強会の時と講師の方が同じでした。
Oさんの講義では「ヒューマンエラー」による医療事故の防止について
学びました。
ヒューマンエラーとは人為的過誤や失敗のことであり、本人が正しいと思って
やっていたことが正しくない結果を生み出してしまうことです。
これはもう、アレですよ。
「にんげんだもの」
乱暴に言ってしまえば、仕方のないことなのです。
全てにおいて完璧な人間などこの世にはいません。
どれだけ慎重な人であっても、注意力には限界があり、判断ミス・認識ミスを犯してしまう可能性を持っているのです。
そのことを踏まえたうえで、どのような対策を取ればリスクを軽減できるのでしょうか。
講義録から二つ対策を拾ってみます。
◎間違いやすいものをそばに置かない
特に薬品などですね。これは患者さんの命に関わってきます。
パッと見て(似てるな・・・)と思うもの同士は近づけて保管しないことがベストです。が、やむを得ずという場合はラベルに色を付けたりして、差を際立たせましょう。
◎職業的正直の実践
分からないことは「分からない」と言う勇気を持ちましょう。
分からないと言うのが恥ずかしい、後輩の質問に答えられないなんて先輩としてのメンツ丸潰れ、など、ついつい見栄を張ってしまうものですが、そんなものの為に人の命を奪っていては医療従事者失格です。
「言うは一時の恥、言わぬは一生の恥」という言葉がありますが、医療現場においては「一生の『恥』」だけでは済まされない場合もあります。
医療に携わるプロとして、常に安全を最優先させる意識を持ちましょう。
また、「質問できない空気」という場合もあるでしょう。
「何でそんなこともわからないんだ!」ってなことを言われちゃったり、ね。
幸いなことに、成仁はそのあたりの環境もとてもしっかりしているので、自尊心が摩天楼でない限り安心して職業的正直を実践できます。
まだまだ対策は沢山あります!
皆さんも考えてみてください。
Yさんの講義では、人間の特性による事故発生のメカニズムを学びました。
特性は以下の三つに分けられます。
・生理的特性
・認知的特性
・集団的特性
それぞれかいつまんで見ていきましょう。
・生理的特性
これはもう、変えようと思っても変えられるようなものではない部分の
ことです。
人間の注意力は持続しません。2~3時間するとどんどん低下していきます。どれだけ頑張ってもどうしようもないことなので、20~30分ごとに短時間の休憩をとったり作業転換をしたりしましょう。
・認知的特性
人間の「注意」の容量には限界があります。ある物事に注意すればするほど、他への注意が散漫になります。
皆さん、思い当たる節はありませんか?私は大アリです。
他のことに夢中になりすぎて、手に持ってた汁椀がいつの間にか
傾いていたり・・・。
人間の認知機能は結構信用ならなかったりします。
「期待聴取」なんかもそうですね。(気になる方は調べてみてね☆)
疲れている時、焦っている時なんかはなおさら認知機能は落ちているでしょう。
・集団的特性
集団で作業をすると、どうしても手抜きをする人が出てきます。自分がやらなくたって他の誰かがやってくれるでしょう、という心理がはたらいてきちゃうんですね。
そんなこんなで、一人で作業するときよりも集団で作業をした時の方が一人当たりの作業量が低下していたり・・・なんて現象も。
また、リスキーシフトなんかもあります。(こっちも調べてみてね☆)
これらの特性を理解したうえで、適切な安全対策を取らなければなりませんね。
さて、しっかり学んだあとは、お待ちかねの懇親会!!
今回は栄養課の皆さんが美味しいお料理とスイーツを作ってくださいました♪
スイーツパーティです🍰
事務的な写真で申し訳ありません・・・。
さっさと撮らないと皆さんに食べ尽くされちゃうんですよ・・・!!
とにかく急いで撮りました。
チョコフォンデュもあったのですが、それが始まるころには私もすっかり食べることに夢中になっていまして、撮り忘れました。すみません。
今回の懇親会には、スイーツ大好きK先生とM先生も参加されて
いらっしゃいました。
こちら、乾杯の音頭をとるK先生です。
どれもこれもみーんな美味しくって、一日頑張った身体に沁みわたります。
栄養課の皆さん、お忙しい中ありがとうございました!!